ローディングの画像

FRCとは?

FRC(FIRST® Robotics Competition)とは、世界最大級のロボットコンテストです。その参加人数は10万人。世界26ヵ国から集まった3,200以上ものチーム(2022年1月現在)が自分たちが作った最高のロボットを競い合わせます。

FRCに参加している国の図
海外チームがロボットの調整をしている写真 海外チームが大会でポーズをしている様子

ロボット競技について

製作するロボットは1人では作れない代物です。
大きさは幅1m、横1m、重さは50kgに及ぶものまであります。
その非常に大きなロボットを、大会ルールが発表される1月初旬から3月下旬までのおおよそ六週間で作り上げます。
競技は3チームvs3チームで行われ、チーム分けは完全にランダム。
ベテランの強豪チームが味方になることもあれば、初年度のルーキーチームが味方になることもあります。

使う技術はプロのエンジニアの使うツールを使い、JavaやC系言語を駆使して操作します。
そんなディープで高度な技術もFRCでは培えます。

大会には英語が必須。異なる国のチーム同士の作戦会議にはもちろん公用語として使われるほか、
大会のルールブックなども英語です。よって世界で通用する英語のスキルを磨くことができます。

競技内容はボールを投げ入れたり、オブジェクトを移動したり、ロボットが懸垂したりと多岐にわたります。
毎年変わるルールに合わせて柔軟に想像力と創造力を働かせる必要があります。

2020年度ロサンゼルス予選

2020年度ゲームルール和訳(SAKURA Tempesta様)

FIRSTとは?

FRCの運営元である、アメリカのNPO法人「FIRST®」は、"For Inspiration and Recognition of Science and Technology"の略で、青少年のロボット教育のための機関です。FIRST®の精神は「 More Than Robots」で、直訳すると「ロボット以上」となります。その言葉にはどのような意味が込められているのか、以下から説明していきます。

自力で資金調達

FRCでのMore Than Robotsの一つ、それは資金集めです。チームは約60万円のロボット費用、6000ドル(約68万円)の参加費用、そしてロボットの運送費用や渡航費を含めておよそ200万円を自分たちの力だけで集めなければなりません。さらに世界大会出場となるとプラスして100万円が必要となってきます。

そんな大金は全て自分たちでスポンサー契約やクラウドファンディングなどを通じて集めます。

株式会社ASCeさんとの企業訪問 私たちの活動場所の北海道大学工学部
クラウドファンディングが成功した様子

社会貢献活動

FRCでのもう一つのMore Than Robotsはアウトリーチ活動(社会貢献活動)です。
FRCの大会には全ての賞のなかで最も権威のあり、誇り高い賞として、Chairman's Awardという賞があります。

この賞は日本のチームではSAKURA Tempesta(チーム番号6909)様が獲得されていて、ロボットの成績にかかわらず、世界大会に出場できる権利を得ることができます。この賞はFIRST®の信念に則って社会貢献活動をしたチームに贈られます。

実際にChairman's Awardを獲得したSAKURA Tempesta様は獲得した2018年、このような様々なアウトリーチ活動をなさっていました。

  • リコチャレ
  • 内閣府のシンポジウムに出展
  • 名古屋で行われたFLL Jr. 世界大会にて運営ボランティアを行う。
  • 他チームと一緒にAUTODESKの方々にCAD講習を行っていただく。
  • AUTODESK University Japanに出展、プレゼンも行う。
  • Maker Faire Tokyoへの出展
  • 7631 冷奴〜Cool Guy立ち上げ支援
  • 男女共同参画広報誌掲載
  • 地域新聞掲載
  • 会社内ロボコン会場にてプレゼン、実演
  • FRC Japan Allianceを作る。
  • etc...(全部で30項目を超えています。)

FRCをロボコンの枠に当てはめて考えることは適切ではありません。FRCはロボットにおけるハードウェア・プログラミングだけでなく、プレゼン、スライド・資料作成や企業とのスポンサー契約、クラウドファンディングなど、様々な要素がある、いうなればロボコンを超えたロボコンなのです。